一つひとつ心を込めて作っています
1.大切な筆の準備から
これは筆名詩の創作に使う筆です。 描く場所によって様々な筆を使い分けています。筆名詩にとって筆はなくてはならない大切な道具です。
2.和紙の準備をします
何十枚もの和紙の中から、選びぬかれたものだけを使用します。 和紙は繊細なため、たとえ同じ工程・材料で作ったとしても、まったく同じものは2度とできません。
3.和紙の髭(ひげ)です
和紙の端はこのようになっており、この先から出ている毛を「髭(ひげ)」と呼びます。この髭が「和」の雰囲気を引きたて、作品をより魅力的なものにしてくれます。
4.詩をイメージします
真っ白な和紙をじっと見つめ、心を静め、贈り主さまの想いを感じながら、完成したところをイメージします。 しっかりとイメージができるまで、筆をつけることはありません。
5.いざ!創作開始
いよいよ創作の開始です。 まず、太めの筆で基本となる名前と、絵柄を描きます。 この初めの筆入れで、作品全体の雰囲気が決まってしまいます。
6.細部まで心を込めて
次に、各サイズの筆で詩全体を完成させます。すでに頭のなかで全体のイメージができていますので、贈り主さまの想いが伝わるよう、細部まで気を抜かず、しっかりと描きます。
7.絵柄の色付け
ご希望の絵柄に色づけをします。 色を付けるだけで、筆名詩全体がとても良い印象になります。
8.筆名詩完成(第一段階)
色づけが終わると完成です。 最初に思い浮かべたイメージを頭の中で重ね併せ、全体のバランスを確認します。
9.台紙の準備
ご希望の台紙に完成した筆名詩を貼り付けます。 台紙によって筆名詩の印象も大きく変わります。
10.台紙への貼り付け
台紙に筆名詩を貼り付けます。 今回の額は「自然な立体額(小)」ですので、約7mmのクッションを敷き、その上に筆名詩を貼り付けています。
11.貼り付け完了
これで台紙への貼り付けが完了です。台紙と筆名詩との間に間隔ができています。すこし浮かせるだけで、詩がさらに際立ちます。
12.額縁へセット
台紙に貼り付けた筆名詩に額を被せます。ここまでくれば、もうすぐです。
13.もうすぐ完成
裏ブタをしっかりと閉じます。 この瞬間がホッとする瞬間でもあり、楽しみと、緊張が入り混じる瞬間でもあります。いよいよ完成です。
14.遂に完成!筆名詩
これで筆名詩の完成です。 額・和紙・絵柄・台紙がお互いを引き立て、ぬくもりがいっぱいです。